日本テレビとの共同|ロハスな家
ロハスな家
★ロハス|Lifestyles of Health and Sustainability |健康で持続可能な生活スタイル
★ロハスな家は、国際環境デイに呼応して建設された、ロハスを促す空間提案のパビリオンです。
外観のコンセプト
☆雨水利用→打ち水用の水路に結ばれる|☆保水力のある緑化屋根→草屋根|☆自然採光を促す→方位に応じて開くハイサイドトップライト|☆風の通り道→屋外と反屋外を混ぜ合わせる。
素足で感じるパビリオン
温かな床、涼やかな床、ザラザラした床、砂のようにサラサラ、毛深い絨毯、固い湿った土間、肌理の粗い板、 そんな素材の持つ質感を私たちの足先は感じ分けます。それを促す為に靴を脱ぐパビリオン。夏の間では、打ち水をすると、 スッと涼しい風が流れ、ハンモックに揺られゆらゆらと。なんてことはない道具立てで豊かな時間が生まれます。
方流れの単一勾配
平面形状と屋根勾配の組合わせで、在来工法で創りだす多様なカタチの可能性を追求している
都市のテラスに共生する姿
超高層ビルディングの谷間にヒューマンスケールの平屋。
冬の間から夏の間を見通す
冬の馬は温かなどまだんシステムによる床。夏の間は、打ち水をする涼やかな土間。
「ロハスな家」について
周知のように「エコ」はギリシア語のオイコス、日本語の「家」に相当する語源です。この「家」とは文字通り、キッチンや風呂、 収納がある住宅を指しているのではないかもしれません。おそらく、家的なもの、家の持つ特性を前向きに示している。
つまり家族が円満に暮らし、くつろぎ、そこに風がそよぎ、光が程よく差し込む。そうして、大きな自然との結びつきや感謝の 気持ちが生じる。『お陽様今日もありがとう』と。また、それは閉ざされたものでなく、近所にも開いていて、そこに人間のつながりも始まる。 和みがある。そういうものならば「エコ・家」は全く難しいものではないイメージです。
この「ロハスな家」も中には住宅らしい設備機器はありません。照明すらない。特段、エコな素材ばかりでこしらえてもいません。 イベント用の建物だから、、、、そうではなくて、原点のようなものを考え感じる「家」としました。 ロハスとはライフスタイルですから、暮らすひとが感じるコトであり活動のしカタが中心としました。
とはいえ、わずかですが提案も込めました。サスティナブル・持続性へのアイデアです。 緑化による断熱屋根。完璧には再現できませんが温暖化阻止には植物の力を借りることが必須です。 また熱|暖かさや冷たさ|を蓄える大切さや、深夜電力・太陽・風など未活用エネルギーの有効利用。 そして何より私たちを安全に守る「家の骨」を担う構造材を丈夫に持続させる在り方など。
そうしたコトモノが、私達の生活の心地よさや健康に、お洒落につながっていく。 この家からそんなロハスなアイデアをわずかでも持ちかえっていただきながら、都市のど真ん中でゆっくりとした時間を過ごしてください。