長谷川建築デザインオフィス株式会社

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ユニークプロジェクト

和の力・温もり・陰翳礼賛08|古墳を借景する奈良の家

  

★この計画は居住新時代の木造住宅という設計競技で最優秀賞でグランプリを受賞した計画案をベースに実施化したもの。奈良吉野は高級な材で有名であるが、並材を使って骨組みから副資財まで、地域の材、職人で創ろうという、林産事業、地域産業の促進を重ねることで、建設大臣賞を受賞しました。

                    

                    

正方形2個分480×240

01桜井の山並みに映える勾配屋根

ため池側の姿

正方形2個分480×240

02銀クロの瓦と銅板一文字葺きの屋根

5寸勾配に屋根はこの地域の共通言語。

正方形2個分480×240

03上昇感のある屋根

屋根の上昇に従って5層のスキップフロアが展開する。最も低いレベルは土間、カーポート、街に開くゾーン。

正方形2個分480×240

04玄関ポーチのしつらえ

出格子と石庭がおもてなしを演出

正方形2個分480×240

05土間からリビングを見通す

建具を全開にするとこのような抜け感が生まれ、靴をはいたまま、お客様をむかえる事ができる。

              

06縁側の復権

縁側とは必ずしも南側にあるのもではなく、社会との縁|結びつきを創る場所と設定し、北側に設けた。

07リビングから土間方向を見る

縁の空間としての土間はカーポート・ホビースペース等、多目的に使える場所。

              

08陰翳を醸す障子と木組み

地域がらふた間続きの空間構成を残す。構造計画がそのままインテリアを取り仕切るデザイン。

              

広縁で済むばれた二間は全開のフスマで区画と広がりを創りだせる

09引戸を全開した様子|金の唐紙がふっくらとひかる

★唐紙や和紙の肌理を見ると、そこに一種の温かみを感じ、心が落ち着くようになる。同じ白いのでも西洋紙の白さと奉書や白唐紙の白さは違う。、、、肌は柔らかい初雪の面のように、ふっくらと光線を中へ吸い取る★|谷崎潤一郎・陰翳礼賛より

10板の間のゾーンの結び目

この住まいでもっともダイナミックに動的に風景が変化する場所。古墳に広がる視線とスキップフロアが右手に展開してゆく

11スキップを結ぶ吹抜け

大屋根でふきおろされた空を段々と上昇して移動してゆく愉しさ

12大きなカウンターの共用空間

子供部屋の前に大きなスペースを用意している

13屋外空間にも全て屋根をかける

リビングは北西の古墳の見える場所に位置づいている。

14あえてテレビを持ち込まないリビング

この場所は読書、あるいは接客、風景と対話しながらまどろむ場所。テレビはダイニング側に設置しリビングにには置かない設定。太古を想う場所。

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