奈良県桜井市に室町時代から宮大工を営む棟梁に自宅の設計依頼を受けた。名誉在る仕事。奥行き10間以上も在る典型的な町家。打合せ空間のある現代町家が誕生した。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

4寸勾配の日本瓦葺の屋根。水平なヒラ面で桜井の町並みに溶け込ませる。

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

現代町家はひと味違います。全開の建具で通り土間にウエルカムなしつらえ。

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

打合せコーナーは茶屋のようなイメージ。

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

通り土間は陰翳の深い空間

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

打合せコーナーは火棚モチーフのオリジナル照明器具

　　　　　　　　　　　　　　

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

格子の美しい重なり合い

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

いらっしゃませのお出迎え

　　　　　　　　　　　　　　

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

通り土間を高窓、地窓とニュアンスの違う光が照らし出す。

　　　　　　　　　　　　　　

陰翳礼讃｜奈良・通り土間の町家

十分に太い柱と梁、上物の建具。どれもが逸品で実にさりげない棟梁の仕事。宮大工チームの創りだす現代住宅は実に上品で大人の仕事。